天測運勢台Observatory of Fortune
Reading  /  No.0232026.08.15

水星逆行とは何か — 逆走しない「逆行」の仕組み

占い好きの間で恐れられる水星逆行。でも水星は、一度も後ろへ進んだことがありません。

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Topic
水星は一度も逆走していない——追い越しが生む見かけの仕組みと、2026・2027年の逆行カレンダー
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「水星逆行」はなぜ悪者なのか

占星術で水星は通信・移動・契約を司る星。その水星が「逆行」する期間は、メールの行き違い、交通の乱れ、契約のやり直しが起きやすい——とされ、SNSでは不具合の言い訳の定番になっています。年に約3回、各3週間ほど訪れます。

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仕組み — 実際は追い越しの「見かけ」

種明かしをすると、水星が後ろへ進むことは物理的にありません。水星は地球より内側を、地球より速く回っています。内側の速いランナーが直線コースで並走相手を追い抜く瞬間、相手から見るとランナーが背景に対して一瞬「後ろへ動く」ように見える——高速道路で遅い車を追い越すとき、相手が後ろに流れて見えるのと同じです。

この「見かけの逆走」が、地球から見た水星に年3回起きます。空の星々を背景に、東へ進んでいた水星がしばらく西へ戻り、また東へ——古代の人がこれを不思議がったのが、逆行を特別視する伝統の始まりです。

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2026〜2027年の水星逆行カレンダー

当サイトの天体計算エンジン(スイス天文暦)で計算した逆行期間です。

水星逆行の期間と日数
期間日数
2026年2月27日 〜 3月20日22日間
2026年6月30日 〜 7月23日24日間
2026年10月25日 〜 11月13日20日間
2027年2月10日 〜 3月3日22日間
2027年6月11日 〜 7月4日24日間
2027年10月8日 〜 10月28日21日間
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占星術での伝統的な読み方

伝統的には「新しく始めるより、見直しに向く期間」と読みます。契約・購入・旅立ちは慎重に、代わりに再会・修理・復習・下書きの推敲がはかどる——「re(やり直し)のつく行いが吉」という語呂の良い整理が定番です。恐れる期間ではなく、点検の期間という位置づけです。

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で、本当に荒れるのか — 62万件で検証した答え

当サイトは「水星逆行の日は交通事故が多いのか」を、実際の交通事故データ62万件で検定しました。結果は完全にnull——逆行期間と事故に関係は見つかりませんでした。詳しくは検証ラボ第5弾「水星逆行の日は事故が増えるのか」へ。データの上では、逆行を恐れる必要はありません。

それでも当サイトの占いは、逆行を毎日の運勢に織り込んでいます。当たるからではなく、「見かけでも空で起きていることは、その日の意味づけの材料になる」という立場です。各星座の支配星が逆行中かどうかは星座ページと毎日の運勢文に反映されています。

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