天測運勢台Observatory of Fortune
Reading  /  No.0132026.08.16

天気は「値段」を通って財布に届く — きゅうりの完全な鎖

「天気が財布を動かす」とき、間には必ず何かが挟まっています。今回、その鎖が一本、端から端まできれいに撮れました。主役はきゅうりです。

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Topic
日照不足→きゅうり高騰→買い控え
01

三つの数字

価格から家計への鎖と、その相関
鎖の輪相関ρ
日照が少ない月 → きゅうりの値段が上がる−0.32
きゅうりの値段が上がる → 買う本数が減る−0.71
日照が少ない月 → 買う本数(直接)+0.23
02

決定的な検査 — 値段を「固定」すると天気が消える

ここからが本題です。日照と購入量のあいだには+0.23の関係が見えます。しかし統計の技で値段の動きを差し引く(値段が同じだったと仮定して測り直す)と、この+0.23は+0.01——ほぼ完全にゼロになります。

つまり天気は、財布に直接手を突っ込んでいるのではない。日照不足 → 出荷減で値上がり → 高いから買わない。天気の影響は100%「値段」という管を通って流れていました。教科書の需要法則が、日本の家計簿40年ぶん(政府統計)にそのまま写った形です。

03

なぜこれが嬉しいのか

相関だけなら「たまたま並んで動いた」可能性がいつも残ります。しかし中間の輪を差し引くと端と端の関係が消えるのは、鎖が本当にそこを通っている強い証拠です(統計学でいう完全媒介)。当サイトの20の法則の裏側では、こうした値段の管があちこちで働いています——白菜も、こんにゃくも、たぶん同じ道を通って、あなたの食卓に届いています。