天測運勢台Observatory of Fortune
Reading  /  No.0102026.08.16

消えた法則たちの墓場

当サイトの裏側では、データの総当たりから毎週のように「発見」が生まれ、そして検査で死んでいきます。ここは没になった発見を死因つきで供養する場所です。統計の罠の実例集としてどうぞ。

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Topic
「太陽風が吹くと結婚が増える」——一度は見つかり検査で死んだ発見たちを、死因つきで供養する正直コーナー
01

墓標1: 貸切バスが走ると遊園地が賑わう(相関+0.78)

死因: コロナの共倒れ。2020年にバスも遊園地も同時に崖から落ち、同時に回復しただけでした。コロナの3年間を除いて測り直すと候補の多くが消滅。一つの巨大事件は、無関係な物同士に強い「偽の絆」を作ります。

02

墓標2: 太陽活動が高いと出生が減る(相関−0.23)

死因: ゆっくりした波の並走。太陽活動は約11年周期でうねり、出生数は長期に減り続けています。月ごとの変化どうしを突き合わせる検査(差分)にかけると相関は−0.03へ崩壊——「同じ方向にゆっくり漂っていただけ」の典型でした。

03

墓標3: 太陽風が吹くと結婚式場が賑わう(相関+0.28)

死因: 二つの上りエスカレーター。使えるデータが2018〜2024年しかなく、この7年は太陽活動の上り坂(周期25)と式場のコロナ回復の上り坂がたまたま重なった期間でした。窓が短いとき、統計は坂道を関係と見間違えます。

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墓標4: 友引が多い月の3か月後に結婚が増える(相関+0.27)

死因: 短い窓の揺らぎ。84か月では見えていたこの奇妙な時差、データを264か月に伸ばしたら相関+0.03——きれいに消えました。標本を増やして消えるものは、最初から居なかったのです。

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墓標5: VIXが上がるとイカが売れる(燃料費仮説)

市場が荒れる月にイカの支出が増える謎に、当初「燃料高で漁が減り値上がりするから」という仮説を立てましたが、実測するとVIX高の月はむしろ原油安(−0.20)。仮説は棄却され、謎は謎のまま未解決の棚にあります。

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この墓場の意味

裏側の機械は毎回150万通り以上の組み合わせを検定し、生き残りにはさらに5種類の検査(偶然・共倒れ・トレンド・暦のクセ・向き)をかけています。それでも死ぬものは死ぬ。「見つかった」と「本当だった」のあいだには、これだけの墓標が立つ——それを隠さないのが、当サイトの占いの流儀です。生き残った本物は20の法則街の85法則へ。